生配信での成功事例 ゲーム実況・スポーツ・お笑い芸人まで

今やすっかり市民権を得た生配信という表現方法ですが、実は成功事例が既に沢山存在しています。

今回は生配信により知名度を爆発的に高めたり、イベントを成功させた事例を見ていきましょう。

あなたの生配信ライフのモチベーションアップの一助としていただけると幸いです。

ゲーム実況者

ゲーム実況というジャンルをご存じでしょうか? 既存のゲームをキャプチャーしつつプレイヤーの声を同時に入れることでゲームに対してリアクションを取る配信コンテンツです。

歴史は意外と古く、ニコニコ動画やユーストリームと言った老舗の配信サイトではじまったとされています。

ゲームセンターCXという番組もゲーム実況ブームの火付け役となりました。

ゲームセンターCX:よいこ「有野晋也」こと有野課長が様々なレトロゲームをクリアするまでを描くCS番組。

元々はゲームクリエイターへのインタビューがメインだったが、ワンコーナーだった「有野の挑戦」が好評だったため徐々に挑戦メインの番組へとシフトしていった。

有野課長はニコニコの公式放送にも出演を果たしている。

2009年前後から動画や生放送でゲーム実況を行う配信者が爆発的に増加します。

無数のゲーム実況コンテンツが乱立し、競争が激化する中で頭一つ抜けたのがMSSPでした。

MSSP:MSS Project。MSSは Middle Second Sickness 中二病を意味する造語。FB777、KIKKUN-MK-II、あろまほっと、eoheohからなる4人組ゲーム実況グループ。

彼らは実況活動をするかたわらバンド活動にも明け暮れており、実況活動は音楽活動の宣伝も兼ねていました。

MSSPはゲーム実況動画・配信と並行してボーカロイド動画も多数投稿していた。
当時はゲーム実況のみ、歌い手のみといった配信者が多くMSSPのようなマルチに才能を発揮するタイプは杞憂な存在であった

4人の安定したトークと仲の良さで徐々に人気を獲得していきます。

長年の活動が実り、ニコニコ生放送(公式)に多く出演し、独自の有料チャンネルを開設するに至りました。

CDリリースをはじめ音楽活動も順調にこなし、各地でライブを積極的に行うようになります。

ライブは毎回大盛況!この時期に個人レベルのネット集客に成功したミュージシャンとしては極めて珍しいケースと言えます。

そんな中で起きてしまったのが昨今の新型コロナウイルス騒動です。

ファンと直に触れ合うライブイベントは難しくなり、近く予定していた横浜スタジアムでの公演も中止になってしまいました。

しかし彼らはその代わりの企画としてYouTubeでの生ライブを刊行します。

結果は大成功!YouTube上での投げ銭(スーパーチャット)は1億円超となり、同時接続人数は7万人を超える大盛況となりました。

コロナ禍でネガティブな話題が多かった中、このYouTubeライブはたくさんの人々を笑顔にしたインターネット史に残る偉業と言えるでしょう。

先輩ライバー
今でこそ当たり前になった「ゲームをしながら話す」というジャンルですが、ルーツをたどるとかなり古い文化だったことが分かります 現在人気のゲーム実況者の方々も、元々は別のサイトの配信活動で知名度を上げてきたケースがほとんどです

スポーツチーム

コロナの影響をもろに受けてしまった代表格がスポーツ業界です。

スポーツという特性上人と人とが近距離で接してしまう状況が図らずとも作られてしまうため、ほとんどの競技は試合そのものが続々と中止されています。

また仮に試合ができたとしても、お客さんを呼び込むことができないため無観客試合という形式しかとれないのが実情です。

・試合が行えなくなる
・無観客試合しかできない

という条件が揃うことで、入場料・チケット料・スポンサー料といった主たる収入源がなくなってしまいました。

そんな時業界が目をつけたのが生放送中の投げ銭です。

スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」ではPlayer!サポートという投げ銭機能がついています。

このPlayer!サポートをプロサッカーチームの強豪「鹿島アントラーズ」が使ったことが話題になりました。

5月16日に行われた約5時間のトークイベントの中で投げ銭を導入したのです。

イベントは「過去の名場面・名試合を流しつつ歴代のレジェンド選手を中心にトークする」という内容で、心動かされたファンは自由なタイミングで投げ銭を行うことができました。

1万円を超える高額な投げ銭も多数届き、イベントは大盛り上がりだったそうです。

投げ銭を行うと支援者特典として監督や選手のサイン入りグッズがもらえる仕組みも整っていました。

わかりやすい見返りがある点はクラウドファンディングに近いものがありますね。

現在方々で急激な社会変革が起きていますが、コロナは新しいスポーツの楽しみ方や観戦スタイルが広がるきっかけになるかもしれませんね。

先輩ライバー

ストリートライブや大道芸に対して「チップ」という形で応援する・感謝を示すという文化は昔からありました

ただスポーツは勝敗の概念が存在するため、チップ(投げ銭)形式が必ずしも適しているかどうかは議論の余地があります

これまでスポーツと言えばチケットや入場料を支払うモデルが一般的でしたが、他のエンターテイメントのような投げ銭形式を取り入れることで新たな文化が生まれるかもしれませんね!

お笑い芸人

江頭2:50という芸人さんのYouTubeチャンネル「えがちゃんねる」が爆発的人気を博しています。

江頭2:50:上半身裸と黒スパッツがトレードマーク。布袋寅泰の「スリル」が登場BGMとして良く使われる。裸になったり下半身を使った下品な芸を得意とする 好き嫌いの分かれやすい芸人だがネットユーザーには多くファンを持ち、(デマも混ざった)名言や伝説エピソードが多数存在する

開設から4日でチャンネル登録者数50万人超、9日で登録者数100万人と驚異的速度で成長したチャンネルです。

ちなみにこのスピードはジャニーズグループ「嵐(ARASHI)」に次ぐ記録

えがちゃんねるの動画は2020年5月現在でほとんどが100万再生超の人気動画ばかりですが、下品な芸風が故にグーグルから「不適切な動画」と判定され広告をはがされてしまうことがほとんどな状況です。

広告がはがされると広告収入が入ってこなくなるので、何百万再生されても収益は0円となってしまいます。

せっかく人気が出たのにチャンネルとしての収入源が乏しく運営は頭を抱えていました。

しかしそんな彼らを救ったのが生放送による投げ銭でした。

グッズ販売くらいしかキャッシュポイントがなかったところで…まさに渡りに船!

ファンから大量のスーパーチャットが届けられ、演者・スタッフ共々とても喜んだそうです。

仮にYouTubeチャンネルそのものがBAN(アカウント停止)されたとしても、江頭さんほどの方であれば別サイトで生配信して投げ銭を得ることもできるでしょう。

えがちゃんねるに限らず、広告収入が主たる収入源だったこれまでの動画配信コンテンツに新たな風を吹き込む出来事だったと言えます。

先輩ライバー

これまでYouTuberと言えば動画のイメージが強かったですが、最近は人気YouTuberが動画だけでなく生放送も併用して配信するケースが増えてきています

広告収入だけでは安定が望めないことが可視化されたことで、新たな収入源としての生放送は非常に期待されている分野です

あなたもWhoTokで生放送の収益化を目指してくださいね!